熊本を中心とした九州の大地震
TVなどを通してしか その凄惨な状況を把握できませんが
現地の方々は 今この時も いつも通りの生活ができずに苦しんでおられます
本当に痛ましいとしか 言いようがありません
本震と呼ばれる大きな揺れは16日の夜中1時半ごろだったわけですが
その前の14日の夜9時半ごろの余震で
家が倒壊しなかったために避難しなかった もしくは一度家に帰った方が
本震で倒壊した家の下敷きになって 亡くなったケースが多いように見受けられました
しかし その判断を責めるわけにはいかないと思います
日本人の多くは「持家趣向」で その家はとても「高額な資産の1つ」です
失いたくないし 大事だし どんな場所より自分の家が一番、と誰だって思うはずです
耐震補強をちゃんとした家に住んでいれば・・・
と考えますが それは結果論でしかありません
実際、本当に現行の耐震基準に準拠している木造家屋なんて
日本全国 ほとんどないのが現状だそうです
http://suumo.jp/journal/2016/02/12/106014/
【9割以上の住宅が「現行の耐震性なし」、木耐協調べ】
耐震工事は平均でも150万ほどかかると言われています
安心、安全はお金ではかれないとはいえ
現実的にすぐに払えるか?と言えば 一般家庭にはキビシイ金額です
http://suumo.jp/journal/2015/09/16/97513/?awasete=1
【耐震補強工事の平均額は約152万円、倒壊する木造住宅の共通点とは】
しかも 古いつくりであればあるほど 費用も大きくなると考えられます
瓦を使った屋根 仕切りの少ない大広間 シロアリなどの被害あう柱・・・
これらはすべて 家の倒壊につながりやすい項目です
国がもっと助成金などを出してくれればいいのに、と感じます
とはいえ、国も何もしていないわけではありません
毎度 大きな地震が起きるたびに 建築基準法などの耐震基準を上げて
倒壊を未然に防ごうと取り組んではいます
http://suumo.jp/journal/2016/03/11/107307/
【地震のたびに強くなってきた耐震基準。旧耐震と新耐震をおさらい】
新耐震の基準は確かにかなり厳しいものですから
新しい建築物は かなり安全なものができていくのでしょう
ですが今度は 人間のいや~な部分が新たな問題を引き起こすんですよね
せっかく新しい厳しい基準の法令を取り入れて
安心安全を作ろうとしているところに 水をさすような出来事が起きる
たとえば 去年起きた「東洋ゴムの免震ゴム偽装」事件
旭化成の杭の事件もそうです
もっと前は 姉歯事件とも言われましたが 「耐震偽装」事件
これらはみな コストを削減しよう=お金を儲けようという
一般人からみれば 悔しい、何を信じたらいいんだという不信感をあおる
最悪な事件でした
お金と安心、安全ってなんだろう
ってふと考えます
思えば 食べ物だって サービスだって なんだってそれはいつも天秤にかけられています
難しい・・・
今 何もできることはないと思っている人が多いと思いますが
まずは自分、自分の家族だけでも守れるよう
家のこと、保険のこと をきちんと理解して 把握しておくことは
とても大切なことだと思います
みんなが一人ひとりそう思えば みんな生き残れると思います
理論的には!!
マンションにお住まいの方も 賃貸だろうが分譲だろうが
絶対に安全とは限りませんので 今一度確認を!
組合などによっては 食糧備蓄庫などを備えることを検討したり
蓄電したり いろいろ考えられることはできるんです
本日はこの辺でφ(.. )